食品の検査と衛生管理 理化学検査|異物混入

異物混入

異物混入が発生した場合、異物の特定や状況を調査し、原因を究明することが混入防止につながります。
当財団では、拡大観察、昆虫等の混入確認をするカタラーゼ試験、試薬による呈色反応等の定性検査、及びFT-IR、走査型電子顕微鏡による機器分析を実施しています。
FT-IRは主に樹脂や木片等の有機物を対象とし、走査型電子顕微鏡は無機物質や微細な異物を分析するための精密機器です。

学校給食で異物混入が発見された場合の対応(PDF)
検査課での異物検査(PDF)
試験検査受付書(異物依頼検査)
異物検査検体提出方法(PDF)

 

学校給食調理現場でも実践できる異物検査

外観観察

 

参考資料

危険物・非危険物の目安

危険物 ガラス、金属類、プラスチック、衛生害虫(ゴキブリ・ハエ・クモ等)、ネズミの糞、変色、異臭等健康被害が生じるおそれがあるもの
非危険物 毛髪、繊維片、食品包材の切れ端(ビニール等)、食物の皮や殻、食材に付着していた虫等健康被害が生じるおそれがないもの

上記の混入物の例示は、目安であり、実際の対応は、種類や大きさ、量、頻度などにより異なるため、提出・連絡を求めていない場合においても必要に応じて、提出・連絡を行う。

引用元:『学校給食の管理と指導』七訂版 Y 学校給食の事故等の対応 2 異物混入等の対応

 


フーリエ変換赤外分光光度計
(主に有機物判別)

電子顕微鏡(主に無機物判別)

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